自担の熱愛報道が出て2日後のコンサート最前で入ってみた

2023年8月11日(金)公演の備忘録と友人たちへの報告用

 

皆さんは今ハマっているコンテンツを通して「初めて」の体験を覚えていますか?

今回お話しするのはジャニーズの話ですのでジャニーズを例に出すのであれば、はじめてジャニーズのコンサートという戦場に足を踏み入れた日、自分の好きなグループのデビュー発表、デビューシングルを手にした日、初めてのドーム公演etc

これらはわたしがジャニオタになってから経験した「初めて」の一例です。きっと皆さんの思い思いの初めての経験があるはずです。それらは往々にしてわくわくや楽しいがつきものだと思います。

 

でも楽しいばかりではないのがオタクというもの。素敵な経験として思い出に残る「初めて」も多々ありますが、きっとそうでないものもたくさんあるはず。

メンバーの脱退、解散、活動休止、これらに比べれば毛ほども辛くはないのでしょう。

そんな私はこの度タイトルの通り、自担の熱愛報道が出て2日という脅威のスピードでコンサートに参加したところなんと最前列でした。という事なのです。

 

私は熱愛報道が出たことに際しては特に傷つくわけでもなくという感じだったのですが、いかんせん報道の内容や掲載写真がネットのおもちゃにされてしまう感満載でいたたまれなくなってしまいました。どういった気持ちであのような恰好で出歩こうと思われたのかは本人のみぞ知るところでありますが、その思惑言動すべてが裏目に出てしまっていて悲しい。

 

ただ私はデビュー前から彼を追いかけてきて今までいろんな表情を見てきたという自負があります。アイドルなんだったら恋愛隠せよ!アイドル失格!もう顔も見たくない!という感情よりも先に「こんな報道の広まり方をして、尚もステージに立つ自担はどんな表情をしているんだろう」という興味のほうが勝ってしまったのです。

こんなチャンスは二度とは無いかもしれない!思い立ったが吉日!鉄は熱いうちに打て!その一心でチケット購入を決意!この決意までたった1日、自分が決断の早い人間で助かった。

 

制作解放でのお譲りが1枚あったためそちらを購入。基本的にコンサートは誰かと行きたいというか毎回そうしているのですが、さすがに私のエゴで入る公演に友人を付き合わせるわけにもいきません。今回は1人で粛々と参加しました。

服装も全身黒で喪に服すスタイルで臨みました。(基本的に高校生や20代前半がメインのオタク層なので、白やピンクやカラフルなお洋服で参加することが多い界隈のため喪服クソ悪目立ちしてて泣いた)

 

来る8月11日山の日に横浜にて行われたコンサート。開園前に取引相手の方と待ち合わせをし、同時入場(ランダムや番手では無く完全同行でした)。入場しチケット発券粛々と入場し、場所の確認を行うとなんとそこにあらわれた席は

 

外周最前・・・・・・・・・・・・・・・・!

 

なんでこんな時に最前引くかね私って人間は。厳密には引いたのは私ではありませんが。こちとらイカれた興味本位で自担の顔遠くからゆっくり双眼鏡で眺めてやるかという面持ちで参加してるのに、なんでこんな良い席用意してくれてんの…何?日頃の行い?日頃の行いこそ良くないだろう・・・来週は自名義で友人と地方公演参加するんだしそっちで発揮してくれれば良かったのに!!!!!

しかも一番端だったのでスタトロへと登っていく階段が真横にあるみたいな状態でした。

マジで何してくれちゃってんの・・・!?!?うれしいんだけど絶対今じゃ無くない???

お譲りしてくださった方も困惑しておりましたが、とてもいい方で一緒に楽しく見てくださいました!(中には取引以外のお話を一切されないタイプの方もいるので)

 

相手「誰担なんですか?」

私「○○です~」

相手「あっ(察し)」

私「なんで今日は弔いに来ました~」

相手「協力するんで絶対ファンサ貰いましょうね!」

私「(´;ω;`)」

 

みたいな会話もしつつ公演が開始しました。

まさかこの日が私のツアー幕開けになるなんてなんとも不思議ですが、なにはともあれ開幕しました、いやコンセプトがモールなので開店したと言うべきでしょうかね。

 

私は自担がどんな人か分かりやすく説明するならば「センターに立つべくして立つ人間」と説明します。セトリは把握済みですがほとんどの楽曲で彼は基本的にセンターを務めています。すなわち今回の座席である下手真横というのは近くに来ない限り、ましてや1曲目なんてセンターステージで歌って踊ることがほとんどなのでマジで横顔しか見えない。なんなら横一列でセンターとなるともう姿すら見えない。もちろんそれは不満ではないです、どんな席だって見えないすべての演出を不満無く見る事は不可能です。

ただそんな真正面から彼の表情を見れなかったとしても、気が付いてしまいました。今まで私が見てきたどのシーンの彼とも違うことを、オタクの妄言だと笑ってほしいのですがまあ私にはそう見えたよって話です。

 

元々やせ型で細い人ではあったんですけど、報道直後だったこともありネットであれだけ騒ぎになり、面白おかしく仕立て上げられればこうなるのもまあ頷けるかなってくらいには憔悴していたんじゃないかとおもいました。頬はほんの少しばかりこけていたしうるうると光をためていたはずの瞳にはそれは見受けられず、いつもの笑顔はどことなく目の奥は笑っていないようなそんな様子でも健気にステージに立つ姿をみました。やはりどうしようもなくその姿に焦がれるのです。本当に自担の熱愛を弔って自分の気持ちに折り合いつけるために来たはずなのに、結局また私の目は彼だけを追いかける。

 

1曲目の曲で横を向く振付があったときちょうど彼の目線の先に私がいて、私が掲げているうちわが目に入ったのであろう。少し驚いた顔の彼と目が合ってしまう。いつもオタクを見ているようで、特定の誰かひとりなんて見ていないその瞳に私のうちわが映りこんだ。その事実が私をたまらない気持ちにさせる。こんな大変な時に軽率に現場に来てしまった自分も、とんでもない席引いちゃった自分も、あっけなく彼の視界に映りこんじゃった自分も、すべての選択が正解であったと証明していた。びっくりした顔をさせられたの地味にうれしかったよ、あなたのオタクはここにいるよって。あんな暴かれ方して姿の見えない誰かの言葉にもたくさん傷ついたと思うし、前日の公演ではかなりいかれた応援もあったようだし笑

だけどそんな言葉やオタクのユニークな応援にも屈せずまたステージに立ってくれた自担に伝えたい。全員が全員失望してオタクやめたわけじゃないよ、頑張れ!って。

それを伝えにいったし、なんかその目線が合ってた数秒だけで結構満足してしまった所もある。(でもやっぱ満足できなくてそのあともしっかりファンサもらって帰った)

 

彼には彼にしかできないことがある、歌やダンス、演技もそうだし大好きだけど、私が思う一番の彼の魅力は「アイドルを演じられること」だと思う。熱愛が出てしまった以上演じられていないじゃんと言われればそれまでかもしれない。でも私が今まで見てきたステージで命を燃やして生きてくれた彼は、こんな状況でもきちんとアイドルを演じてくれて感謝しかなかった。残念だけど君はステージにしか居場所はないから、だから一度立ったステージをこんなことで降りることは許されないんだよ。そう心の中で彼を呪った、愛ほど歪んだ呪いは無いらしいからね。



リアルタイムで色々と世間を騒がせているジャニーズ事務所だけど、人間って結局自分の信じたいものを信じるようにできてる。

様々な行き交う情報を自分で見極めて、自分の”信じたい”情報のみを信じるようにできていると思う。それは被害の証拠かもしれないし、被害者の数っていうのを自分の信頼に値するエビデンスとするかもしれない。でも私はこの数年、ジャニーズが出演するコンサートや舞台を数多く見てきた、それこそJrも含めて。私は世に出回るどんな情報よりもそこで見てきたものを信じたい、自分の目に映るものがすべてではないことは分っている、だけどこのきらびやかなステージの裏に何が隠されているのかを私は知りたいとも思わない。それを逃げだのジャニオタの悪い所だのと言われればまあそれまでなのかもしれない。だけど彼らのファンくらいは彼らの努力を知っていたいし、才能を信じたいし、それを私が信じたいものを信じる理由にしたい。都合の良いジャニオタ、頭悪いねと笑われても関係なく、私は夢の中にいたい。

この夢を覚めることのない夢をまだ見ていたい。ただそれだけなのだ。

自担の熱愛のことなんてどうせすぐに消え去る話題だし、どうせ私はまだ彼のオタクだし。そんな短期間じゃ変わらないこともあれば、たった一瞬で人を変革することもある。それを学ぶことができた自担の熱愛騒動直後のコンサートでした。(自担の熱愛で得る学びってなに??????)

 

次回予告:この翌週静岡公演でまたまた上手最前を引く…無限最前列編スタート!(事実だけどブログには書かない予定)

 

追記:グループ内で新たな熱愛が出ましたが、こんなブログを書いている人間もいるくらいなので、熱愛抜かれた奴の面を拝んでやるぜと強気に生きてほしいですね。