「RIGHT NEXT TO YOU」を愛していると叫びたい

Sexy Zone「RIGHT NEXT TO YOU」を愛していると叫びたい

 

 

突然ですがみなさんは2021年にリリースされた曲の中で一番聞いた曲ってなんですか?ぜひこの機会に思い出してみてください。

私の好きなSixTONESでもなにわ男子でもPerfumeももちろん名曲ぞろいでたくさん聞いた1年でした。ただその問いに対して私はなんの迷いも無くセクゾの「RIGHT NEXT TO YOU」ですと即答できます。

タイトルの通りです。「RIGHT NEXT TO YOU」(以下ライネク)がYoutubeにて公開されてから今日まで聞かない日は無かった、それくらい私にとって衝撃的で溺愛している曲。

今更なのですが本曲の魅力について、語らせてください。

 

 

1 ライネクの基礎知識、そして私とライネクの出会い

本曲は3/3にリリースしたSexy Zone10周年アニバーサリーアルバム「SZ10TH」に収録されているリード曲。全編英語詞のダンスナンバーである。私はセクゾのオタクではないのでこうして楽曲について調べていて分かったのですが、メンバーで話し合いの末にこの曲をリードにしようと決まったのですか?えっもしかして全員もれなく天才???

アルバムに収録されている他の曲は申し訳ありません、存じ上げませんがこの曲がリード曲に選ばれたのはもはや必然。10周年の彼らの新しい門出にふさわしい、彼らの新たな可能性が詰まった魅力あふれる楽曲です。

アルバムの発売に先駆け2/17にはYoutobeにてYoutubeバージョンが公開される。昨今グループ単体のYoutubeチャンネルを持つグループが増えてきていますが、セクゾはレーベルのチャンネルにそれまでMVなどを投稿していて、手軽にセクゾの曲が聞けるということもあり私はNOTFOUNDを気に入って結構聞いていました。ドラマのバベル九朔も見てたので。このYoutubeという媒体で多くの人がセクゾ楽曲に触れる機会となり、そんな折に私もライネクを聞きその虜となる。

まだライネクを聞いたことがない方はひとまず聞いてください、じゃなきゃ話は始まらない。

 

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やばいほどかっこよくないですか?いままで抱いていたセクゾやジャニーズのイメージがひっくり返りませんか???そんなやばい曲がこのライネクなんです!!!

 

2 やばい曲ライネク、そのジャンルに迫る

ライネクを聞き終えた私「もしかしてこれってm-floなの?????」

元々m-floとか中田ヤスタカみたいなクラブミュージックみたいな曲が好きでよく聞いていたので、ライネクのジャニーズアイドルらしからぬ革新的なサウンド、それでいて私の耳にとても馴染みのあるこの曲調はなんだ!?となって私はすぐにm-floに行きついたわけなんです。

当初の私はこんな感じでクレジットを特に確認することも無くm-floの☆Takuが作曲しているのだと決めつけていました、それくらい本当に曲の雰囲気が似ているものがあって動揺したものです。

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あと平井堅の「KISS OF LIFE」これにも似た感じがあるなと思っていました、どちらも2000年初頭の楽曲たち。

 

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どちらの曲もとてもライネクと近似していませんか???もともと音楽大好きでたくさん聞くけれど音楽の専門家では無いし、ジャンルというものについてもざっくりとしか知らないのでこの3曲の共通項を言語化する術がなかった私は「誰かがライネクのやばさに気が付いて何かブログとか書いてないのか?」そう思ってググってみたのです。

するとどうでしょう、もうすでに結構話題になっていたしライネクを評価する声がたくさん上がっていたのです。

様々な音楽ブログを読み漁るうちに見つけた『2ステップ』という音楽ジャンル、これが私のなかで言語化できずにいたライネクのm-floっぽさのカラクリなのでは!?と思いそれはもうまた調べまくりました。読んでみてもこのジャンルについて未だに掴み切れているとは言い難いのですが大変勉強になりました。記事の最後に参考にさせていただいた音楽ブログをいくつか載せておきますので時間と興味のある人は覗いていってください。

 

2ステップとは?

2ステップとは、1990年代後半にイギリスの倉庫で生まれたガラージと呼ばれるダンスミュージックが発祥となっている。ハウスミュージックの4つ打ちに則らず、跳ねるような変則的なリズムパターンが最大の特徴。またパーカッション以外のサウンドをパーカッションのように使用するアプローチが興味を引く。

ざっくりとまとめるとこんな感じらしい…なので2ステップの特徴は大まかに、素人が曲を聞いてなんとなく判別できる範囲で言うならばこの二つがあげられる。

 

  • 規則的な4つ打ちではなく変則的で跳ねるようなリズム
  • ドラムなどのパーカッション以外がその役割を果たすことがある

 

これらの特徴が2ステップというジャンルにあることが分かったので早速ライネクがそうなのかどうか実際に聞いて確かめてみる。

 

  • 規則的な4つ打ちではなく変則的で跳ねるようなリズム

この部分について、イントロは4つ打ち。しかし佐藤勝利くんの歌パート1A(0:17辺り)が始まるとバックグラウンドのリズムがすぐに4つ打ちではなく変則的なリズムに変わっていくのが分かりますか?実際に手拍子を取りながら聞くと分かりやすいのですが、4つ打ちっぽいビートは確かに存在しているのですが、拍の裏に複雑にリズムを刻む音が配置されているのが分かりますでしょうか?しかもそれが一定ではなく、A→B→サビとなるごとにどんどん変化していき、どのパートでも異なるリズムが刻まれています。2ステップの特徴との合致が見られます。

 

  • ドラムなどのパーカッション以外がその役割を果たすことがある

打ち込みのドラムの音で基本的にリズムを取っているこの曲ですが、とりわけピアノでリズムを取っていることが多いのです。基本的にピアノというのはドラムやベースのようにリズムをとることよりもメロディや旋律を際立たせるために用いられることが多いのではないでしょうか。

 

たとえばSexy Zoneの楽曲でお伝えするならば「NOT FOUND」という楽曲。聞いてもらえればわかりますがピアノはあくまでも歌唱がない部分ではメロディ、歌のバックグラウンドではメロディのガイドとしての役割を主に担っている。

しかしライネクではどうでしょうか、わかりやすい所でいうとまず菊池風磨くんのラップ部分(0:30辺り)。この部分から突然ビートであるドラム、ベースの音よりもピアノが大きくなるのが分かりますか?ここは完全に歌声のガイドでもメロディ部分でもない、ドラムと合わせてピアノがリズム隊になっているのです。

サビ部分(1:00)はもっと特徴的で音数をぐっと減らし、ベースの音とピアノの音だけつまりリズムの部分だけでサビのインストが出来上がってしまっているのです。サビ前で音数をどんどん増やし、菊池&佐藤と中島&松島のハモリも相まってサビへの高揚感をじわじわと高めたのちにぐっと控えめなサビ。これが心地いいのなんの…!!!!!

普通のEDMっぽい曲だったらサビへの高揚感を高めて高めて、一拍置いて印象的なサビを思いきりぶつけるそんな手法をとることがほとんどのように思います。

しかしライネクは思いっきりサビの部分をこれでもかというほどに音数も最低限にして落ち着かせる。落ちサビって音数が減ることが多いじゃないですか、次の展開で転調したりドラマチックな展開にするためにあえてそうしていると思うんですが、ライネクは1サビでもうそれを使っちゃってるのでラスサビが特段盛り上がるのかと言われるとそうではない。

なんとなくお分かりの通りJPOPでよくみられるA→B→サビ→C→ラスサビのような展開はこの曲にはありません。良くも悪くもどこがサビで、どこがA,Bメロなのかわからない、そういう曲なんです。区切りというものがないからこそ、この曲の持つ流れに身を任せる感じ、音の中に漂っているような感覚に浸ることができます。

この曲はジャニーズらしいキャッチ―なサビや分かりやすくオタクが沸くようなポイントもほとんど無いと言えるでしょう。だからこそ音楽そのもの、後述しますがダンスそのものに集中して見ることができるなんとも挑戦的な楽曲であると言えます。そこがまず好きなポイントです。

この曲に出会わなければ「私ってこういう曲が好きで、こういった曲は2ステップと言うジャンルなんだ」ということに気が付くことができませんでした。ありがとうセクゾ!!!!!

 

他にも2ステップと定義されている曲を見つけることができましたのでぜひ聞いてみてください~

TWICE "Feel Special" M/V - YouTube

m-flo / prism - YouTube

NEWTOWN - YouTube

 

3 MVの美しさたるや

真っ白い壁にコンクリの床、ピンクと水色に淡く色づいた三角形のオブジェ。その真ん中にまぶしいほどの黄色を纏った顔の良い男たち…これだけあれば他に何もいらない……

これほどに真っ黄色なお洋服なかなか着こなせないし初見の時に「PerfumeDream Fighterじゃん!」と思ったんですけど似てますよね???なんていうのかなからし色みたいな衣装が、似てませんか?Perfumeのほうが若干渋い色をしてますが…

 

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ダンスパートとは打って変わって少しアジアンテイストな撮影場所にスタイリング。このパートは全体的に色彩が暗めに作られているのでダンスパートとのコントラストがすごく楽しい一曲。聞いても楽しいし、見ても楽しい…。さわやかな楽曲なんですが、彼らの色っぽい部分を存分に引き立たせる撮影に仕上がっているなという印象をうけました。MVの色彩からも春らしさやポップでさわやかな印象と少しダークで色っぽいかっこよさの同居する不思議で魅力的なMVです。

でもジャニーズのMVなので一番大事なのはその美麗なお顔をいかにうまく映せているかだと思います。その点においてもこのMVは最高です、セクゾってどこをどう撮っても全員もれなくイケメンで王道なんですよね…それを遺憾なく発揮できてると思います。MVに関してはもうメンバーの顔がとにかく良いという点しか取り上げられない、ダンスも見どころだけどやっぱりオタクだから顔見ちゃうもんな

 

最後に

これは他担から見たセクゾ論的になってしまうのですが、彼らのお顔って全員整っているのはもちろんなのですが全員が“万人受けするイケメン”なんですよね、癖が無くて誰しもがイケメンだよねと認めることのできるビジュアル。それを持っているか、いないかってジャニーズのいろいろなグループたちが目指すところである“国民的”になりうる最低条件な気がしていて、それを持っているのがこのグループだと思うんですよ。

しかも全員20代前半から後半なのにも関わらず10周年というキャリアを持っている。正直自軍(SixTONES)に国民的の王冠は重過ぎて、彼らには気楽に好きな音楽をやっていてほしいので、その座に就けるとは思っていません。国民的の座に就くのはセクゾだと提唱していきたいのです。ライネクという新たなステージはセクゾの国民的への道筋の大きな一歩になることと思います。ライネク公開から1年近く経とうとしていますが、もっとこの曲が評価されることを願います!!!!!みなさん何度でもライネク見てください!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

youtu.be

 

参考にしたブログ

jbsgroove.com